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イナテック様内にあるritakoboを訪問しました

2024年12月10日(火曜)に企業見学企画にて西尾市にある株式会社イナテック様にお邪魔しました。
以前お邪魔させていただきましたが、今回は社内に構える工房のritakobo / 利他工房(りたこうぼう)様にて鋳造体験をすべく訪問をいたしました。
以前の記事はこちらから → 株式会社イナテック様を訪問しました

ritakobo様はモノづくりの喜びや楽しさを提案する工房で
現在地元だけでなく各種イベントでワークショップ出店をされたり、自社内でも今回のような鋳造体験を行っていらっしゃいます。

というわけでイナテック様本社内の工房を見学とともにワークショップをしました

イナテック様は鋳造や切削などを行う工場です、工房に行くまでも少し場内が見られますがまさに「ザ・工場」といったイメージです。その中に現れるこちらのかわいらしい看板
がritakoboさんのロゴマーク。

それでは早速ですが鋳造体験について、こちらは動画も撮影させていただいたので後日編集後Youtubeの方にUPいたします。
今回は写真でパラパラと


鋳造は簡単にいうと「型の中に金属を流し入れて製品を作る」作業です。
やることは
①型(砂型)をつくる
②型に金属を流しいれて固める
③固めた金属を取り外して仕上げる
といった工程になります。

こちらがワークショップで使用する道具達

左手の茶色の箱にワークショップ用の砂型を作る砂が入っており、白い樹脂のものが模型(鋳型に転写するもの)、手前の木枠が砂型をつくるキット。といった感じです。

今回模型は弊社キャラクターのパイプくんを特別に3Dプリンターで作っていただきました!

動画の切り出しで画角が悪くてすみませんが、こちらが砂型を作っている所です。

砂型ができあがりました。
ここに金属が流れ込むので反転しています。

そして流し込む金属(の湯)
ワークショップということで比較的低温で溶ける錫(すず)を使用します、約300度弱くらいの温度に調整します

金属があふれないようにフタをします、通常の鋳造は鋳型がカプセルトイのカプセルのように重なっている形が多いです。
そこに金属をとろとろと流し込みました。

そして少し冷やしてから取り出したものがこちら

ここから余計な部分を削り取ったりなどの作業をします、今回はやすりがけなどで仕上げをしました。
完成品もそんなに大差がないのでここでは割愛します。
鋳造は映像や工場で見ることはありましたが実際やったこと自体はもちろんないので、非常に楽しく体験させていただきました。
後に載せるritakoboさんのインスタグラムからワークショップについてはお問い合わせできるかと思いますので、ご興味の沸いた方はぜひお聞きください。

そしてritakoboさんの作るアイテムもいくつか紹介いたします

バングル、指輪もあります。
こちらも錫で出来ているので少し力を加えればサイズ調整も比較的容易にできます、また錆びにくい素材でもあります。

ペン先「つつつ」
こちらの真鍮のペン先はクラウドファンディングにも出したことのある製品、もちろん鋳造から切り出しまでイナテック様で行っています。

その他いろいろと目を引くものが沢山ありますね。

個人的になのですがこちらのコースターが非常に質感もよく気に入りました
がしかし、こちらは現在非売品とのこと…でも欲しい声が多くなれば作れるようになるかも。ということで熱望をしておきました。

縁の下の力持ちのイメージがある「鋳造」ですが
モノづくりにおける第一歩の産業で欠かせない加工の一つ、こういった実体験から感じていけることは非常に有意義なことだと思います。

お忙しいところワークショップに参加させていただきありがとうございました。

ritakobo様のインスタグラムはこちら、問い合わせもこちらからどうぞ
https://www.instagram.com/ritakobo/

オンラインショップはこちら
https://ritakobo.theshop.jp/

株式会社イナテック様のHPはこちら
https://www.inatec-corp.com/