新着情報

栄四郎瓦様を見学しました

2024年2月13日(火曜)に企業見学企画にて碧南市にあります栄四郎瓦様の工場を見学してまいりました。

三河特に碧南や高浜では三州瓦と言われる瓦の産地であり、日本全国の家屋でその瓦が使用されております。
栄四郎瓦様もその三州瓦を製作している会社です、筆者は高浜市出身で瓦が地元の産業という意識はあるのですが実際の制作しているところを見た事がなかったので当日はワクワクしながら見させていただきました。
また見学と共にSNSについての意見を交換させていただくなどさせていただきました。

工場横に置いてある瓦屋根のサンプル、こちらはいわゆるいぶし銀の色をしているいぶし瓦

いぶし瓦だけでなく陶器瓦や洋瓦など色々なものを作っています。
意外と並んでいる瓦を目の前ってドンと見ることがないですよね

それでは工場内…の前に瓦の原料を見ていきます。

原料は土や粘土、廃棄されることになった瓦などが混ぜ込まれています。
手に持った感じはしっとりした土、これ自体は意外と軽く感じました。

さて工場内です、今回は陶器瓦の工程を見せていただきました。

細かく説明は難しいので省きますが
原料を長いロール状にしそれをバンバンとプレス機で基本の形を作って行くというのが最初の工程です
もちろん土から作っていくのでプレスされたものは水分を多量に含んでいます。
これを乾かしてから次の工程に行くのですがその時間はなんと40時間、瓦は一日にしてならずといったところでしょうか。

そうして時間をかけ水分を抜いた瓦はコンベアに吊られて運ばれていきます、こちらが徐々に釉薬にドブづけされていきます。天井に沢山の瓦が動いているのはなんだか不思議な感じですね。

そして瓦は焼き物ですので窯の中で焼いていきます。
そして窯のトンネルの全長は100m以上あるそうです、外周ぐるっと回りましたが長いせいもあるのか途中で移動用の自転車がおいてありました。

弊社にもそれなりの大き目のロウ付け炉はありますが比じゃないほどの大きさでした、びっくり。
冬の訪問ではありましたが中は灼熱で真夏以上の暑さです、本当に暑かった。
焼成などは10時間程度かかるそう

そして長い時間をかけて瓦ができあがります。ラインで常に瓦は出来上がっていますが
ここにたどり着くまで3日くらいかかっていると思うとなかなかの旅路をたどってきたんだなと感慨深さがあります。

この後検査などが行われ出荷をされていきます。
検査もきちんと人の目で見るという作業をしており、かつ機械も導入ししっかりとした品質を保つダブルチェックが行われています。
瓦の産地で育ったわりに知らないことだらけで非常に興味深く色々と拝見させていただきました

そして最後にサプライズで弊社キャラクターのパイプくんの書かれたいぶし瓦をいただいてしまいました!
瓦は人の手に触れても風合いが変わっていくということで手元に置いて愛でて行こうと思っています。

当日は色々とご対応くださいありがとうございました。

良い表情をしている瓦のパイプくん

栄四郎瓦様HPはこちら
https://www.eishiro.co.jp/
工場見学の問い合わせもHPから受け付けているそうです

色々と発信中のInstagramはこちら
https://www.instagram.com/eishiro_kawara/